塗り替えのタイミング
塗り替え時期の目安は、新築と2回目以降の塗り替えの場合で目安は異なります。 新築の塗装はあまり良い材料が使われていないことが多いので大体5~7年、通常の塗り替えの場合は、7~10年と考えられます。 また、以前に使用した塗料が新しく耐久性の高いウレタン樹脂やシリコン樹脂のものでしたら、10~15年くらいと思います。
しかしこれはあくまでも目安とお考えいただき、環境や前回の施工技術、質によって劣化の進行は様々ですので下記のような状態が見受けられたら塗り替えの検討をされた方がよろしいかと思います。
こんな症状がでたら・・・
外壁
- チョーキング
- 日光や雨風の環境下で塗膜が劣化して、手で触ると塗料の粉が付くことです。
- ひび割れ
- 地震や建物自体のゆがみや伸縮によりヒビが入ります。雨水が浸入して躯体を侵食してしまいます。
- シーリング劣化
- 外壁のサイディングの継ぎ目のシーリングの劣化。本来、弾力のある材ですが、弾力性を失い縮んで硬くなり、ヒビ割れしてきます。劣化が進めば雨水が浸入して躯体を侵食してしまいます。
屋根
- 色あせ(スレート屋根)
- コロニアルの場合、藻が生えてきたり、色があせているようにみえたらサインです。雨あがりでもないのにこのような症状がみられるということは、内側が湿気ていると予測できます。
鉄部・木部
- さび
- 塗膜が劣化したり無くなると、錆びてきます。またそのままにしておくと鉄に穴が空き、強度もなくなります。
- 膜のはがれ、浮き
- 木は湿気や日光により伸縮し、塗料が劣化してくると浮いたり、はがれたりしてきます。塗膜という保護がなくなると水が染み込み雨漏りの原因にもなりますし、シロアリの好む環境が出来てしまいます。