見積り・契約の注意点
1. 施工範囲の確認
いざ塗装施工が始まってから(塗装工事が終わってから)
「ここは塗ってくれないの?」
「そこは御見積りに入ってませんよ」
このようなトラブルがとても多くあるようです。
施主からすると
「このくらいはサービスしてくれるでしょ」
と思うことも業者からすると、
「ギリギリまで勉強した御見積り以外のことなのでもちろん人件費もかかるし・・・」
と立場が違えば考えも違います。
こういうことが無い様に見積り、契約書に含まれている内容(もしくは含まれていないもの)をしっかり明記してもらいましょう。
特に、
ベランダ、雨戸、戸袋、雨樋、窓枠、エアコン室外機カバー などは確認しましょう。
2. 塗料の種類の確認
塗料の種類も明記してもらいましょう。
どこのメーカーの何という塗料を使うのか、またそれを何回塗るのかも明記してもらうことをオススメします。
塗料の種類についてはこちら
3. 何回塗りか?
通常、塗装は3回塗りです。
1回目は下塗りともいいますが、シーラーを塗ります。
2回目(中塗り)、3回目(上塗り)は同じ種類の塗料を使います。
2回目を塗って、時間をおきしっかり乾いてから3回目きちんと塗って十分な塗膜ができます。
ここで、注意が必要です。
1回目のシーラーと中塗りは色が違うので「塗り残し」はほとんど心配ありませんが、2回目と3回目は同じ色の場合、多少の塗り残しがあっても職人さんが気付かない箇所もでてきます。
これを回避するために
「中塗りと仕上げの上塗り(2回目と3回目)の色を変えていただけますか」
と依頼するとよいでしょう。
ここまでお願いして、もし色を変えて塗ることに難色を示すようならその業者は考え直した方がいいかもしれません。
4. 極端な値引きに注意する
・ ~日までに契約してくれれば
・ ~様のお宅の立地はいい広告になりますので。。。
・ 20万円値引きします
・ 養生代サービスします
このようなセールストークは得したと思わず、疑ってみた方がいいでしょう。
人がする仕事には必ず適正な金額があります。業者にとって初めから少し高めの見積りなら数十万の値引きは可能ですし、厳しければ3回塗りをせず、中塗りで終わらせるいわゆる手抜き工事も可能なわけです。
極端な値引きは怪しいと思った方がいいと思います。